2月16日(木曜日)決議案
3 (b): インターナショナル・アングリカン・ファミリー・ネットワーク
アングリカン諮問評議会は:
- 新型コロナウイルスの世界的大流行、紛争、その他の最近および現在進行中の危機によって家族やコミュニティが置かれた巨大な圧力を認識し、この間の家庭内暴力の増加を憂慮する。
- 過去3年間に、家族やコミュニティを使命の代理人として支援し、励ましてきたコミュニオンの教会の活動を称える。
- インターナショナル・アングリカン・ファミリー・ネットワーク(IAFN)その他のコミュニオンのネットワークが行った、教会が家族と若者を称賛し、支援するのを助ける取り組みを称える。
- コミュニオンの教会が代表者を任命して、協議、地域ネットワーク、情報と専門知識の共有についてIAFNと協力することを促す。
3 (c): アングリカン・ヘルス・コミュニティ・ネットワーク
アングリカン諮問評議会は:
- ACC決議17:07「アングリカン・ヘルス・ネットワークに向けて」の進展に注目し、アングリカンの使命の重要な印として、アングリカン・ヘルス・コミュニティ・ネットワークの創設と有効性を称える。
- コミュニオン全体から実践者、教会の指導者および学者を集めて、健康の公平性についての情報提供、実践、アドボカシーを行い、主要な健康問題についてアングリカンの声を調整して提供することの継続的な価値を確言する。
- AHCNに対し、保健の成果とアクセスに大きな違いをもたらす不公平なシステムへの挑戦を継続するよう求める。そして
- コミュニオンの教会が代表者を任命して、共同イニシアチブの創設支援をAHCNとともに行うことを奨励する。
3 (d): リーガル・アドバイザーズ・ネットワーク
アングリカン諮問評議会は:
- 「The Principles of Canon Law Common to the Churches of the Anglican Communion(アングリカン・コミュニオンの教会に共通する教会法の原則)第2版」を歓迎し、リーガル・アドバイザーズ・ネットワークの活動に感謝する。
- アングリカン・コミュニオンの教会に対して、「原則」の研究や使用を薦め、加盟教会がネットワークと協力し、法的問題が発生した場合に対処するためのリソースとしてそれを使うことを奨励する。
- 新しい加盟教会ができたときに、コミュニオンの教会がネットワークを利用するよう奨励する。
- すべての教会が「原則」に照らしてそれぞれの教会法を見直すよう奨励する。そして
- 読書グループの育成やアングリカン教会法図書館の可能性の検討など、リーガル・アドバイザーズ・ネットワークの活動の継続と発展を確言する。
3 (e): 洗礼を受けたすべての人の典礼形成
アングリカン諮問評議会は:
- 報告「The Liturgical Formation of all the Baptised(洗礼を受けたすべての人の典礼形成)」の公表を歓迎し、インターナショナル・アングリカン典礼協議会の活動に感謝する。
- アングリカン・コミュニオンの教会に、当報告を研究、活動および対応に使うことを薦める。
- コミュニオンの教会に、インターナショナル・アングリカン典礼協議会のメンバーとなり、その活動に参加することを奨励する。
3 (f): アングリカン・コミュニオン・カレンダー
アングリカン諮問評議会は:
- アングリカン・コミュニオン・カレンダーの見本作成のために行われた作業を歓迎する。
- 我々の教会におけるカレンダーの重要性を確言し、カレンダーの改訂に関する原則を称える。
- コミュニオンの教会に、聖なる女性と男性の名前をセクレタリー・ジェネラルに提出するよう求め、アングリカン・コミュニオン・カレンダーが、国際アングリカン典礼協議会およびインター・アングリカン一致・信仰・職制常任委員会により作成されるようにする。
- このカレンダーが各教会で使われ、ACC-19で見直されるよう推奨する。
3 (g): バーチャル・コミュニオン
アングリカン諮問評議会は:
- インターナショナル・アングリカン典礼協議会およびインター・アングリカン一致・信仰・職制常任委員会からの「Virtual Communion and the Covid-19 Pandemic(バーチャル・コミュニオンと新型コロナウイルスの世界的大流行)」に関する報告を歓迎する。
- アングリカン・コミュニオンの教会に、当報告を研究および対応に使うことを薦める。
- 国際アングリカン典礼協議会に、コミュニオンの教会の典礼活動と、聖餐の特別な重要性についてさらに考えるよう奨励する。
3 (h): 神は世界をとても愛した
アングリカン諮問評議会は:
- 「God So Loved the World(神は世界をとても愛した)」の発行を、神のかたちに造られた人間の本質と、恵みによるキリストの形をした信仰コミュニティとしての教会の本質に関するアングリカンの熟慮に資するものとして歓迎する。
- アングリカン・コミュニオンの教会に、当報告を研究、活動および対応に使うことを薦める。
- これらの分野におけるアングリカンの熟慮を継続し、我々の前にまだ多くある人間学的・教会学的な疑問に答える必要性を確言する。
3 (i): インター・アングリカン一致・信仰・職制常任委員会(IASCUFO)
アングリカン諮問評議会は:
- 「Anglican Communion: Unity Faith and Order, 2008–2022(アングリカン・コミュニオン:一致・信仰・職制)」の公表を歓迎する。
- アングリカン・コミュニオンの教会に、当報告を研究、活動および対応に使うことを薦める。
- インター・アングリカン一致・信仰・職制常任委員会(IASCUFO)の継続的活動を、コミュニオンの使命、信仰および構造について、アングリカン教会の中で、および他のキリスト教教会との間の両方において、アングリカン・コミュニオンが熟考する重要な場所として確言する。